看護師の退職理由〜本音と建前〜

看護師の退職理由としてはどのようなものがあるのでしょうか?
看護師は、基本的に退職理由を正直に全て上司に話をする必要はありませんが、
人手が不足しているために引き留めされる場合が多くあります。
看護師の退職理由の本音と建前について調査した結果をご紹介しましょう。

 

退職理由:建前編

看護師が上司に話をした、退職理由の建前はどのようなものがあるのでしょうか?

 

建前の退職理由ランキング
家庭の事情である結婚、出産、子育て
スキルアップを図りたい
体調不良
転居

 

看護師の退職理由の建前の第一位は、家庭の事情である結婚、出産、子育てです。
第二位はスキルアップを図りたいから、第三位は体調不良、
第四位は転居というような順になっています。
その他、仕事内容への不満・不安、休日、残業などの労働環境の不満、
待遇・給与の不満、経営者・上司への不満などがあります。
第一位に家庭の事情である結婚、出産、子育てがなったのは、
看護師は女性の比率が高いことが影響しているようですね。

 

退職理由:本音編

一方、看護師が上司に話をしなかった、退職理由の本音はどのようなものがあるのでしょうか?

 

本音の退職理由ランキング
いじめ、パワハラなどの対人関係
休日、残業などの労働環境の不満
経営者・上司への不満
待遇・給与の不満

看護師の退職理由の本音の第一位は、いじめ、パワハラなどの対人関係です。
第二位は休日、残業などの労働環境の不満、第三位は経営者・上司への不満、
第四位は待遇・給与の不満というような順になっています。
退職理由の建前のランキングと比較してみると、逆転現象が見事に起きていることが分かります。
退職理由の建前の場合に第1位であった、家庭の事情である結婚、出産、子育ては、
本音の場合にはなんと第10位に下がっているのです。

 

同じ様に、スキルアップも体調不良も、大きく順位が下がっている結果になっています。
とにかく、全部が嫌で辞めたかった、待遇の不満、上司への不満などが重なって、
というような理由もあるように、退職理由はどれか1つのみではなく、
理由がいくつか重なって退職する場合も実際には多いはずです。

 

それにしても、退職理由の建前と本音でこのように違いがあるというのは、
想像している以上ではないかと思います。